都内を中心に外食事業を手がけるアクトグループ(渋谷区初台1)は6月27日、渋谷センター街にチリトリ鍋と地鶏料理を提供する新業態店「米助(よねすけ)」(宇田川町、TEL 03-5784-2480)を開業する。
出店するのは2000年から2005年まで洋食レストラン「恋文食堂」が入居していた商業ビルの地下1階・2階。肉や野菜などを「チリトリ」状の鍋に入れて煮込むチリトリ鍋は、お笑いコンビ「ドロンズ」の元メンバー大島直也さんがオーナーを務める人気店「大島」(恵比寿2)でも話題の鍋料理。同店では客の好みで辛さやメーンの具材を変えられるチリトリ鍋で話題の市場に乗り込む。
和風テイストで統一した店内はすべて掘りごたつ式の座敷席。店舗面積は約52坪で、カウンターを含む68席を設ける。主力のチリトリ鍋はロースやハツなど4種類の牛肉と野菜、豆腐、キムチが具材の「ちりとり鍋」をはじめ、「ちりとり豚鍋」「ちりとり鶏鍋」(以上すべて1人前=1,470円、注文は2人前から)の3種類を用意。辛さは3段階から選べる。「しめ」はおじややうどん(各367円)など。
地鶏料理は、レアで焼く「さつま地鶏の串付きもも焼き」(1,680円)や、「ネギマ」「レバー」(各189円)、「ささみ」(210円)などの各種串料理を提供する。アルコールは焼酎約70種類を中心に、地酒や果実酒、カクテル各種などを取りそろえた。想定客単価は4,000円。
ターゲットは25歳以上のOL、ビジネスマン。同社の遠藤裕行総括本部長は「渋谷エリアの客層は『辛いもの』を好む傾向がある。アッパー層も取り込んでいきたい」と話している。1号店出店を機に今後他店舗化も視野に入れている。
営業時間は17時~24時(土曜・日曜・祝前日は16時から)。