インターンシップ・企業支援のNPO法人「ETIC.(エティック)」(本部=渋谷区神南1)は6月2日、ラフォーレミュージアム原宿(渋谷区神宮前1、ラフォーレ原宿6階)で「東京ビジネスアイデアコンテスト 2007」の最終選考会を開催する。
400字以内の原稿のみで募った「ビジネスアイデア」を選考・具体化し最終プランを競い合うビジネスコンテストで、優勝賞金は300万円。公式審査員には、現代美術家の村上隆さん、放送作家の鈴木おさむさん、ヤフー井上雅博社長ら豪華な顔ぶれがそろった。
同法人によると、一次選考の応募総数は429作品。学生・社会人を問わず対象年齢を16歳~34歳に限定し、一次審査の作文提出では個人のキャラクターや「思い」に焦点を絞った。3月下旬に応募を締め切り、書類選考を通過した60人には専用のメンターが付き各プランのブラッシュアップをサポート。さらに二次審査を行い、最終候補者11人を決定した。
最終選考で残ったアイデアは、ビターチョコ風味のビールにフレーバーを加えた「甘いビール」製造・販売(中川美希さん、28歳・会社員)や、ゴシックロリータにこだわる女性のための物販、カフェの複合店とイベント企画(滝川麻依子さん、27歳・会社員)、自分の生きた証を思い出として墓石に残すことができる「想石(そうせき)」ビジネス(黒田和宏さん、26歳・会社員)など。
学生では、英会話やダンスなどの稽古を通じ恋人を見つけてもらう出会いの場「スクコイ!」の運営(柴崎友哉さん、19歳・明治大学)、ぬいぐるみ好きの女性に向けた特注のぬいぐるみ記念品製作(後明寿枝さん、20歳・関西大学)などのアイデアが登場した。候補者の中には、すでに事業を起こしている20代の起業家も多い。
最終発表会は同2日の13時からラフォーレミュージアム原宿で開催。当日は風呂敷で作るパーティーバッグコンテストも開催する。一般観覧者の入場料は2,000円。