はし製造販売の兵左衛門(本社=福井県小浜市)は5月30日、広尾に福井県産の伝統ばしなどを扱う直営店「にほんぼう」(渋谷区広尾5、TEL 03-5420-1184)を開業する。
同社は1920年創業(会社設立は1970年)の老舗。新店舗を開いたのは広尾商店街(散歩通り)沿いの路面で、店舗面積は約10坪。伝統・若狭塗(わかさぬり)の50万円台のはしをはじめ、「マイはし」としても持ち歩ける1,000円台のはしなど200アイテム以上の商品を取りそろえ、ギフト需要も見込む。
黒の木目を基調にした「和」の空間に並ぶのは、日本の伝統を感じさせながらもカラフルで柄もさまざまな自社製品。地域特性も考慮し、はしは携帯できるものを中心に扱う。持ち歩き向けのマイはしは、中心価格が1,575円。ネット販売などでも人気の「八四郎」(中心価格=10,500円)は、携帯用にはしの長さを2つに分割できるユニークな商品。最高額のもので、若狭塗の52万5,000円の商品も販売する。
このほか、はし置きや専用ケースなどの関連小物も取り扱う。同社は今回の出店について「『はし』のあり方を問う情報発信拠点にしていきたい」とコメント。店名の「にほんぼう」は「二本、日本の棒」などに由来するという。
営業時間は10時~20時。