原宿・明治通り沿いの雑貨セレクトショップ「AssistOn(アシストオン)」(渋谷区神宮前3、TEL 03-5772-5172)は5月4日より、建築模型やキャラクター物など150点ものペーパークラフトを一堂に集めた企画展「みんなでつくる!集文社ペーパークラフトの世界」を開催している。
出版社でペーパークラフトメーカーの集文社(千代田区)が扱う商品を紹介する展示・販売企画。今年で創業35周年を迎える集文社は、主に建築関連の書籍を扱う背景から、建築模型を通じペーパークラフト事業に参入。はさみやカッター、点線などで切り取ると簡単に模型が作れる書籍シリーズも数多く発表し、国内最大手のペーパークラフトメーカーとして知られる。
同展では、ペーパークラフト商材を実際に組み立てた「完成品」とともに全商品を紹介。同社スタッフらによって組み立てられた完成品は全商材の一部だが、平面にプリントされた組み立て前のペーパークラフトを見るだけでも十分に見ごたえのある内容になっている。
店内で完成品を見ることができるのは、フィンランド発祥の小説をアニメ化した人気シリーズ「楽しいムーミン一家」を立体で作るペーパークラフトや、400以上のパーツから成る京都「桂離宮」の建築模型、ロボットなどをハンドルを回して動かすこともできるブリキ玩具を模した「紙でつくる北原玩具コレクション」など。
ユニークなものでは、耐水加工の素材を使った「ペンギン」や、関節などの詳細部分にもこだわった「昆虫」シリーズ、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」シリーズなどのペーパークラフト商材も取り扱う。価格帯は、300円台~4,000円台。
同店広報の斉藤有紀さんは「週末は男性客を中心に『東京駅』『京都駅』などの駅の模型が人気だった。小さな子供も楽しんでいた」と話している。展示は5月31日まで(水曜定休)。