商業施設の企画設計、ブランド開発などを手がけるデザインワークスプロジェクト(渋谷区千駄ヶ谷3)は6月、原宿・明治通り沿いに若手クリエーター支援を目的とした初の直営カフェをオープンする。
ロゴやインテリアなどのグラフィックデザインを米ビジュアルアート界の巨匠ジェフ・マクフェトリッジさんが担当し、若手クリエーターらによる作品展示、イベント開催などを通じ一般ユーザーとクリエーターをつなぐ情報発信拠点に位置付ける。マクフェトリッジさんは、映画「バージンスーサイズ」のタイトルアニメーションや有名ブランドのテキスタイルデザインなどで知られる気鋭アーティスト。
店は明治通り沿い「ビームス」並びの地下1階に開く。店名は「Sunshine Studio(サンシャイン・スタジオ)」(神宮前3)で、店舗面積は約22坪。カフェにはカウンター席を含む25席を設ける。店内では無線LANを開放し、客が利用できるパソコンも設置する予定。メニューはドリンクに加えフード類も充実させるという。
展示・イベントのほか若手アーティストの書籍なども並べる予定で、クリエーター同士のコミュニケーションの場にも充てる。カフェのほかには、紹介・会員制の自社SNSを「カフェ空間で補えないコミュニケーションツール」(同社)として活用していくという。オープンは6月3日を予定。
2002年4月に設立した同社は、企画・デザイン業務全般を手がけるかたわら、本社オフィスの一部をワークスペースやギャラリー空間として開放するなど若手クリエーターの支援活動に着手してきた。自社のSNS「Band Wagon!」は昨年12月にサービスを開始した。