表参道ヒルズ(渋谷区神宮前4)は4月27日より、70年代以降のCD・レコードジャケット文化をテーマにした複合イベント「ミュージック・グラフィティ展」を開催する。
イベントは、表参道ヒルズが主体となり音楽やデザインなどのテーマで文化色の強い企画を打ち出す独自プロジェクトの第1弾。同館では、ゴールデンウィークを含む4月下旬から6月にかけて、アートイベントや音楽ライブなど「都会的」な自主企画を強化、来館者数の増加につなげたい考え。
27日から始まる同展では、写真集編集や執筆活動などで活躍する編集者・クリエーティブディレクターの後藤繁雄さんらがプロデュースを手がけ、約2週間にわたり著名クリエーターやミュージシャンらが複合イベントを展開する。
会期中、館内に展示されるのは、SMAP(佐藤可士和)、テイ・トウワ(タイクーン・グラフィックス)、坂本龍一(中島英樹、カッコ内はクリエーター名、すべて敬称略)などの音楽ジャケット。金沢の大学やコレクター所蔵の希少なジャケットを含むアナログレコード数百枚も展示する。4月29日にはバンド「モンド・グロッソ」などのプロデューサーとしても知られる沖野修也さんらがDJライブを、5月13日にはUAさんが生ライブを、それぞれ開催予定。ミュージック・グラフィティ展は5月13日まで。
表参道ヒルズでは同イベント終了後、5月14日から浅野忠信さん主演のロードムービー「インビジブル・ウェーブ」の複合エキシビションを開催。続く6月2日からは、京都・祇園をテーマにした企画展を予定している。