国内SNS最大手のミクシィ（渋谷区道玄坂1）は4月18日、今年8月中にも本社を原宿に移転すると発表した。2002年から本社を構える渋谷マークシティのオフィスを移転、これまで道玄坂1丁目のビル「渋谷スクエアB」に事業所があった求人サイト「ファインドジョブ」の機能も新本社へと集約する。

　移転先は、原宿「千駄ヶ谷小学校」交差点近くの明治通り沿いに建設中のビル「住友不動産原宿ビル」（神宮前2）内。レナウン本社ビル跡地の再開発事業で6月に竣工予定、地上20階・地下1階、延べ床面積＝約1万9,000平方メートルの大型ビル。住友不動産によると、基準階面積は約666平方メートル。ミクシィの入居フロアは現時点で未発表だが、8月中には新本社で業務を開始するという。

　ミクシィが渋谷で創業したのは1999年6月。旧社名の「イー・マーキュリー」を神泉町に設立、その後渋谷エリア内で2回の移転を経て現在本社のある渋谷マークシティウエスト19階に移転したのが2005年10月。2004年にサービスを開始したSNS「ミクシィ」の成功を受け昨年9月にはマザーズ上場も果たした。

　同社によると、原宿への移転は事業拡大に伴う従業員数の増加、本店機能の集約などが主な理由で、移転後は事業推進体制の強化や業務の効率化を図っていくという。

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