ワールドは3月、渋谷・東急百貨店本店（渋谷区道玄坂2）2階に英高級老舗百貨店「Harrods（ハロッズ）」のメンズラインを扱う新店舗をオープンした。

　ハロッズブランドの日本国内でのマスターライセンスを持つ三菱商事と契約し、昨年春夏シーズンから展開をスタートした富裕層向けのメンズライン。店舗は丸の内店、六本木ヒルズ店に次ぐもので、今期は玉川高島屋にも出店。英国調のトラッドをベースに、スーツ、カジュアル、服飾雑貨をトータルで提案、売り場空間全体の「グレード感」にもこだわった。

　東急本店にオープンした「渋谷東急店」（TEL 03-3477-3627）の店舗面積は約20坪。「英国の伝統・モダンのコントラスト」をコンセプトにした店内には重厚感のあるウッドの什器が並び、壁面、床も木目調に統一。落ち着きのある空間に仕上げた。

　ブリティッシュトラッドをベースにした商品は、春らしいさわやかな色使いのシャツやジャケット、カジュアルシーンにも対応するパンツ、バッグや帽子などの雑貨類など。今シーズン、主力商品の価格帯はスーツ＝89,000～、シャツ＝16,000円～、ジャケット＝59,000円～ほか。扱うのはすべてオリジナルで、世界の製造工場やクリエーターとのコラボ商品も投入する。営業時間は11時～19時。

　英老舗デパートのハロッズは1849年、ロンドンの食料品店として創業。19世紀末頃から当時の貴族や芸術家などの顧客に支持され高級百貨店へと発展、現在ロンドン市内中心部のナイツブリッジに店舗面積約9万平方メートルを超える店を構えている。

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