地下鉄・表参道駅構内に4月16日から1週間、人気写真家、蜷川実花さんが撮り下ろした大量のポスター作品が掲出される。
今月創刊した女性向けタブロイド誌「bloom press(ブルームプレス)」(ディグリーン刊)の交通広告で、その数は数十枚規模。改札内外のコンコースなど駅全体を「ジャック」し、認知拡大を狙う。
昨年創業のディグリーン(港区)が首都圏で働く20代後半から30代中盤の女性をターゲットに立ち上げた同誌は、今月17日に創刊2号目を迎える新雑誌。主な販売チャネルは東京メトロの駅売店や首都圏の書店など。カバー写真は蜷川実花さんが担当、創刊号では国際的な人気女優キルスティン・ダンストさんがカバーモデルを務めた。
同誌編集部・広報担当の佐保田香織さんは「創刊号は表参道、銀座の各駅の売店で初日に完売したと聞いている。特にF1層(20~34歳の女性)に受け入れられたのでは」と話す。今後は誌面とウェブを連動させる動きも強化するという。
第2号の表紙を飾るのは、蜷川さん初の長編映画監督作品「さくらん」で主人公の花魁(おいらん)役を務め話題になった女優・モデルの土屋アンナさん。16日から始まる表参道駅のプロモーションでは、土屋さんが写ったカバービジュアルをはじめ、蜷川さんが得意とする「花」を写し込んだポスター作品を数種類にわたり駅構内に掲出する。
ポスター掲出にあたり5社がタイアップに協賛した。ポスターはいずれも蜷川さんによる撮り下ろしで、各ビジュアルは創刊第2号の誌面にも登場するという。駅構内の広告掲出は同22日まで。