インテリアコーディネーター養成校「町田ひろ子アカデミー」東京校が4月6日、北青山に開校した。アカデミー創立30周年を記念し晴海の校舎を移転、「新・東京校」として就業者向けのシステムも整備する。
校長の町田ひろ子さんは武蔵野美大を卒業後スイス、アメリカで家具デザインや環境デザインを学ぶ。帰国後「インテリアコーディネーター」のキャリアを提唱、1978年に初めて自身の名を冠した専門校を開校する。今回、晴海の東京校を離れ青山エリアに移転することで、人気インテリア店などが集まる周辺地区を「キャンパスとして活用していきたい」(同校)という。
新・東京校「町田ひろ子アカデミー 表参道」(港区北青山3、TEL 03-5411-0056)は表参道・外苑前駅の中間付近に位置する青山通り沿いのビルの4階に開いた。デザインコンセプトは「機能性・快適性」。大人向けの学校をイメージし、エントランスホールには生徒らの交流の場に充てるサロン形式のバー(=写真)を併設、校内には最新のインテリア情報を集積したカタログライブラリーも開設した。教室は各講座に対応する大小4つの区画を用意した。延べ床面積は約372平方メートル。
講座は、未経験社向けの勉強や研修・実習の場を提供する「micaラボ」、アカデミーの主幹プログラム「キャリアコース」、短期集中型のパッケージプログラム「micaオーダーメイド」が基本。「micaラボ」の中で新たに導入した取り組み「オンザジョブトレーニング(OJT)」では有資格者や住関連業界への就職志願者向けに、一級建築士事務所での研修・実習の場を兼ねたプログラムを提供するという。