アースデイ東京2007実行委員会は4月5日午後、青山・国連大学(渋谷区神宮前5)前で「野外」記者会見を行った。青空の中、太陽光発電を活用した「エコステージを」特設、実行委員長のC.W.ニコルさんらが壇上に立ち、同21日・22日に行われるアースデイ東京を報道陣に向けてアピールした。
ステージに上がったのは、C.W.ニコルさんをはじめ昨年から公式サポーターとして参加する歌手の加藤登紀子さんら。会見では同じく屋外に設けられた記者席から報道陣らが見守る中、ニコルさん、加藤さんを含む出席者が「二歩先」の近未来社会について語るなど約1時間にわたるトークセッションを展開した。
特設されたエコステージの天井には太陽光発電パネルを一面に取り付け、会見で使うマイクやステージの背後に設置したビジョンなどの電力を太陽光エネルギーで供給。「次世代」エネルギーの具体的な活用法をアピールする内容となった。
同21日・22日の「アースデイ東京2007」では代々木公園のメーン会場内で利用するエネルギーのすべてを、使用済み天ぷら油の再利用やエコボービルカー導入などの自家発電でまかなうという。2007年のテーマは「LOVEみんな、地球でつながっている。」。会場では2日間で計500近い団体が賛同し、物販・飲食ブースの出店、ライブ上演などを展開する。来場者数は12万人を見込む。
「アースデイ」は1970年環境保全を呼びかける運動がアメリカ・西海岸で始まったのがきっかけで、その後世界各地へと活動が拡大。4月22日を「地球の日」とし、現在世界180カ国以上で関連イベントが展開されている。日本では1990年に東京での活動を開始し、市民団体による国内最大級の環境イベントに成長した。