サイバーエージェント(渋谷区道玄坂1)の子会社でモバイル事業を手がけるシーエー・モバイル(桜丘町)は3月27日、自社の音楽レーベルを立ち上げ、今秋にも音楽原盤事業へと本格参入すると発表した。
4月からモバイルサイト上で公開オーディションを実施し、合格者を自社レーベル所属の新人アーティストとしてメジャーデビューさせる。オーディションの告知、進行状況などの情報開示は自社サイトを通じて行い、来年9月までに10組のデビューを目指す。
レーベル名称は「CAM(カム)エンタテインメント」。今年10月のレーベル設立に向けて7月末まで公開オーディションを展開し、9月22日に渋谷のクラブ「DUO MUSIC EXCHANGE」(道玄坂2)で最終選考イベントを行う。
公開オーディションを実施するのは、同社運営のニュースモバイルサイト「News Cafe」と、エンタテインメント情報サイト「News Cafeエンタメ」の特設ページ上。他社媒体でもオーディションを展開する予定で、「約3,000万人へのリーチを見込んでいる」(同社)という。サイトでは告知や応募受け付けのほか、上位候補者の音源やプロフィール、審査員のコメントなども順次公開していく予定。
レーベル設立後は、音楽・映像ソフトの制作・販売をはじめ、アーティストマネジメント、各種プロモーション活動、ネット配信などに着手する。レーベル事業で年間売上高10億円を見込む。