雑貨などの企画製作を手がけるトランス（渋谷区渋谷2）は4月上旬より、ショッピングバッグを中心にカラーやテキスタイルなど100種類以上のデザインをそろえる自社ブランド「MOTTERU（モッテル）」の展開を本格化させる。

　新ブランド「MOTTERU」は、これまで主にOEM（相手先商標製品の企画・製造）で売り上げを伸ばしてきた同社にとって、自社製品として売り出す初の本格的な卸ブランド。生産ノウハウを生かし、キャンバス地のバッグで小売価格400円台を実現させるなど値ごろ感のある価格帯も特徴。

　折り畳んで持ち運べることからエコバッグとしての利用も見込む「ポケッタブルバッグ」は、700円、500円の2種類。赤や水色などカラーバリーション豊富なバッグは、水玉やハート柄、ストライプなどの定番柄に加え、マリン風のデザインや動物柄などでオリジナリティーを出した。

　商品はほかに、犬の写真を転写した「ドッグバッグ」（1,500円）、ランチボックスなどが入る「お散歩バッグ」（1,500円）など。キャンバスバッグは、サイズ展開のほか利用目的別に持ち手の長さやまちの大きさを変えた数種類を用意した。

　同社担当者は「（バッグは）素材がしっかりして強度がある。価格は他社の3分の1ほど」と自信を見せる。ブランド名のMOTTERUには、「エコの意識を『モッテル』、自分なりのスタイルを『モッテル』」などの意味があるという。商品は、東急ハンズ渋谷店、ロフト渋谷店ほか全国の取扱店舗で4月1日（予定）より順次店頭販売を開始する。

MOTTERU