音楽配信サービスのナップスタージャパン（渋谷区桜丘町）はネット上の共通ポイントプログラムを運営するネットマイル（千代田区）と提携し、同社の定額音楽配信サービスをネットマイルのポイントと直接交換できるサービスを始めると発表した。音楽配信コンテンツとポイントのリアルタイム交換サービスは「音楽業界初の試み」（ナップスター社）で、サービスは3月13日から開始する。

　ポイント交換サービスの対象となるのは、現在ナップスターが提供する定額聴き放題（サブスクリプション）サービス「ナップスター・ベーシック」（月額1,280円）、「ナップスター・トゥー・ゴー」（月額1,980円）の2種類。ユーザーは、ネットマイルの公式ページで手持ちのポイントをナップスターのコースに特典転換後、ネットマイルから送信されたメールに記載された固有の数字を入力すると、特定期間中ネップスターの音楽ダウンロードを利用できるもの。

　ネットマイルでは現在、加盟サイト上でアンケート回答や資料請求、買い物などをした際に獲得できる「ネットマイル」を、航空会社のマイレージや電子マネーなどに交換できるサービスを行っているが、音楽ダウンロードとの交換サービスは今回が初という。交換に必要なポイント数（1カ月）は「ナップスター・ベーシック」が2,560マイル、「ナップスター・トゥー・ゴー」が3,960マイル。

　ナップスターは昨年10月のサービス開始後、自社PCサイトをはじめ、携帯電話向けにはNTTドコモ、auでそれぞれ音楽配信サービスを開始したほか、筆頭株主のタワーレコード各店の店頭やコンビニ、郵便局などでプリペイド（前払い）式カードを販売するなど、販路の拡大を進めてきた。定額コースでダウンロードできる楽曲は250万曲以上という。提携については「定額聴き放題サービスの認知と利用者の拡大を図る」（同社）としている。

ナップスタージャパンネットマイル