トーキョーワンダーサイト(TWS)渋谷(渋谷区神南1、TEL 03-3463-0603)は2月28日より、公募展「ワンダーシード2007」を開催する。
今回で5回目を迎える「ワンダーシード」は、若手アーティストを対称に東京都が開催している公募展。都の運営で2001年に開館したアート拠点「TWS本郷」で2003年に始まった同展は、昨年からTWS渋谷(2005年にオープン)へと会場を移し、多くの新人や若手を輩出してきた。同展に出品される作品は、展覧会場で実際に販売するのも特徴のひとつ。気に入った作品を購入することで、若い「美術愛好家」を育成する目的もあるという。
今年の応募総数は357点。サイズ0号~10号の平面作品、53センチ×53センチ以内、1人1点まで、などの制限の中で応募のあった作品のうち、石原慎太郎都知事、今村有策TWS館長、小山登美夫さん(ギャラリスト)などの審査員が全97点を選出した。作品はすべて国内アーティストの手によるもの。
入選作品は1万円~2万円前後の中心価格で販売するほか、現代アートのネット通販ショップ「@Gallery TAGBOAT」でもオンライン販売する。会場では、同館が支援するアーティストの作品やTシャツなどのグッズも販売。同展について石原都知事は「トーキョーワンダーサイト渋谷は若手アーティストの国際的なプラットホームになりつつある。海外も含めたさまざまな分野の人々が交流し、まったく新しい『都市』をデザインしクリエートしていってほしい」とコメントしている。入場無料。3月18日まで。