人材派遣大手のパソナは4月上旬、原宿・表参道沿いにカフェやカルチャースクールなどを併設した複合拠点を開設する。登録スタッフの福利厚生施設として活用するほか、施設は一般にも開放し「パソナ」ブランドの認知拡大を狙う。

　拠点を構えるのは、原宿駅から徒歩2分の複合ビル「アルテカプラザ」（渋谷区神宮前1＝写真）の2階と3階。同ビルの1階には今月、ソフトバンクモバイルの大型旗艦店が開業している。複合拠点の規模は2フロア合計でおよそ800平方メートルになる見通し。施設名称は現時点で「未定」（同社）。

　施設内には、ヨガやパソコン操作などを教えるカルチャースクール、軽食を提供するカフェ、ネイルケアやアロママッサージを行うエステサロンなどを設ける予定。サービスはいずれも、派遣・登録スタッフだけでなく一般にも開放し「自社の取り組みを知ってもらう場にしていきたい」（同社）という。

　同社ではこれまで、スクールやエステなどの福利厚生施設を登録スタッフ向けに運営してきた経緯はあるが、一般も利用できる直営施設を手がけるのは今回が初の試み。表参道の好立地に開業することで自社ブランドの知名度を上げ、各種サービスを通じ派遣スタッフの新規登録につなげる考え。

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