飲食事業を展開する竹若(中央区)は、今春リニューアルオープンするアトレ恵比寿(渋谷区恵比寿南1)に、吉祥寺の有名パティスリー「アテスウェイ」出身の安藤信行シェフが手がける洋菓子店「パティスリー フランセーズ プルーム」を出店する。
1977年生まれ、新潟県出身の安藤シェフは、横浜の洋菓子店「ベルグの4月」で修行後、アテスウェイのスーシェフ(副料理長)に就任。現在、2005年浦安市にオープンしたパティスリー「プルーム」でシェフパティシエを務める若手。プルームの洋菓子は、「優しさの伝わる手作りのフランスケーキ」がコンセプト。食材を厳選し、天然素材や旬の素材にこだわってきたという。
恵比寿店は、SC(ショッピングセンター)で初の出店。今後もSCへの出店はアトレ恵比寿1店舗に「限定」し、新天地で20代~40代の「ファッション感度の高い」女性客の取り込みを狙う。店舗面積は約8.9坪。地元・舞浜の海をイメージしたという主力商品「舞浜ロール」(1,200円~)や、旬の食材を使う「シーズンショートケーキ」(380円)に加え、店内には恵比寿店限定の「オレンジプルーム」区画を開設。オレンジを使った限定スイーツを提供していくという。
同店を運営する竹若の竹若勝社長は「浦安本店は、家族連れやペット連れなどの地元住民に親しまれてきた。恵比寿店でも主婦や子ども連れのお客様に『優しい』ケーキを提供できれば」と話している。店は3月23日のアトレ恵比寿グランドリニューアルに先がけ、同9日に先行オープン。アトレ恵比寿では同店以外のスイーツ店も一斉にオープンを予定している。