原宿神宮前商店会（事務局＝渋谷区神宮前3）は2月1日、外国人観光客を対象に原宿・表参道エリアのファッション・ブティックなどを見て回るガイドツアーを実施することを明らかにした。

　ツアーは、国土交通省が訪日外国人旅行客の増加を目指し2003年より展開している「ビジット・ジャパン・キャンペーン（VJC）」の一環。観光客を無料で招待し、中国語・英語・韓国語の各言語に対応するツアーガイドが周辺エリアのショップを紹介して回るという。

　ツアー名は「原宿ウォーキングツアー・ファッションキャピトル」。2月13日～16日の4日間、同19日～23日の5日間の計9日間に分けて実施する。ツアーは、集合場所の「KDDIデザイニングスタジオ」を起点に、ラフォーレ原宿や表参道ヒルズ、ユナイテッドアローズ原宿本店、ビームス原宿など同エリアを代表する14店舗を巡回。紹介する店には、スニーカー専門店や男性若者客に人気の店、パンクロリータ系のショップなども含まれる。ツアー自体は「店内の案内というよりは、外で説明を加えながら街全体を巡回する内容」（同事務局）。飲食店などを回る予定はないという。

　定員は各回約10人を想定。「定員数を超えても、希望があれば参加できるよう検討していきたい」（同前）。ツアーへの参加申し込みは、同商店会公式ホームページで受け付けを開始。締め切り日などは特に設けていない。ツアーは各回14時～15時30分の1時間30分を予定。

　2月1日の発表会見で同商店会の八木原保会長は「最近は原宿に中国や香港、韓国などのアジア人が大勢訪れるようになり、買い上げ率も増えている」と指摘。原宿・表参道エリアについては「日本の伝統文化と最新ファッションが共存した街」とし、「とっておきの最新事情を紹介できれば」と意気込みを語った。

原宿神宮前商店会