写美、新規コレクションを一般公開-購入・寄贈作品150点

恵比寿・東京都写真美術館が新規コレクションを公開(写真=山内道雄「新宿区、歌舞伎町」)

恵比寿・東京都写真美術館が新規コレクションを公開(写真=山内道雄「新宿区、歌舞伎町」)

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 東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス、TEL 03-3280-0099、以下写美)は2月3日より、新規所蔵作品を一般公開する「新規コレクション展Vol.1『ようこそ。写真美術館へ』」を開催する。

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 同展は2005年度に加わった新規コレクションの一部を公開する自主企画。第1回となる今回は、1999年に都会計の「作品購入予算」が打ち切られて以来初の購入作品や、寄贈作品を含む約150点を展示する。

 展示するのは、幕末・明治時代や近代の風景などを収めた国内作品をはじめ、19世紀の旅行写真、米国のソーシャル・ドキュメンタリー写真などの海外作品、映像作品など。国内では80年代に撮影された、写真家の山内道雄さんによる作品も公開する。

 今回の展示作品は、同館維持会員が組織する「写真映像文化支援協議会」の支援金で購入されたものだという。同協議会は、明治時代に海外に流出してしまったという画家、下岡蓮杖による名刺判写真の再流出を防ぐ目的で、2003年に設立。以来同館の作品購入に貢献してきた。会場では、下岡蓮杖の名刺判写真も併せて展示する。

 なお、都からの作品購入予算は2006年度に復活している。入場無料。同18日まで。(写真=山内道雄「新宿区、歌舞伎町」1984年)

東京都写真美術館

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