恵比寿駅から代官山方面に向かう駒沢通り沿いの一区画で今年6月、約4千平方メートルの再開発プロジェクト「（仮称）代官山プロジェクト」が着工することが明らかになった。

　再開発の対象になるのは、「槍ヶ崎」交差点近く、渋谷区恵比寿3丁目エリアの一帯。駒沢通り沿いのマンションなどをはじめ、裏手のアパートや民家など数十棟が取り壊しの対象になる模様。既存ビルの解体後、跡地には事務所、店舗から成る複合商業ビルが完成する予定。

　再開発を手がけるのは合同会社「アプリコット・デベロップメント」（千代田区）。ビルは地下1階・地上12階で、敷地面積＝2,661.32平方メートル、延べ床面積＝17,000平方メートルの大規模なものになるという。建築は清水建設（港区）が担当。今年6月1日に着工し、完成は来年の12月末を予定している。

アプリコット・デベロップメントの代行を務めるファインキューブ（港区）によると、ビル完成後の詳細については「未定」。再開発エリアの一部にはすでに囲いが設けられ、解体作業が始まっている。（写真＝2007年1月22日撮影）