ミュージカル「マッスルミュージカル」などの公演を行う専用劇場が4月、渋谷区神南の国立代々木競技場近くに登場する。
マッスルミュージカルは2001年放映のテレビ番組内で誕生した企画をもとに、その後シリーズ化したパフォーマンスショー。元スポーツ選手やタレントなど、オーディションを通過した出演者がダンスしながら「筋肉」で音を奏でるパフォーマンスをはじめ、跳び箱やマウンテンバイクなどを使う体を張った演目も特徴。
初舞台は2001年12月のさいたま芸術劇場。テレビの告知もあり、チケットは発売後すぐに完売するなどの話題に。その後シリーズ化し、2003年には初の日本巡回ツアー、2004年には横浜市内に専用劇場を開設し、総動員数30万人を突破。昨年はラスベガス公演も行った。
公演を企画・運営するデジタルナイン(千代田区)によると、渋谷に専用シアターを設けることで「より多くの人にマッスルミュージカルの『魅力』を伝えたい」という。劇場名は「渋谷マッスルシアター」(渋谷区神南2)で、4月21日に開業。マッスルミュージカルを中心に年間300公演以上を予定している。
劇場は、総敷地面積=2,779.88平方メートル、建築面積=1,656.91平方メートル。地上1階建てで、シアター内には830席(車椅子用6席を含む)を設ける。物販エリアではオリジナルTシャツや専用パンフレットを販売、跳び箱の演目をイメージした「モンスターバーガー」などのフード類も提供するという。(写真=「渋谷マッスルシアター」完成イメージ)