トマトケチャップで知られる米「ハインツ」のケチャップ・ボトルをモチーフにした次世代ロボットが渋谷にお目見えした。ハインツ日本(台東区)が12月20日より開始したプロモーションで、ロボットを通じインターネット上でユーザーとバーの客が「会話」できる企画。同日、専用サイト「ハインツ・ケチャット・ライブ」が開設された。
ロボットは、昨年9月に発売した特殊デザインボトルの「逆さケチャップ」をそのままキャラクターにした「ケチャットくん」。左右90度回転する天板に乗り、取り付けられたカメラからバーの様子を伝える。ユーザーは専用サイトに送られる映像を見て、バーに向けてメッセージを送れるなど、バーチャルなやりとりが可能になる。
設置1号店となったのが、渋谷センター街のバー「BarTube(バーチューブ)」(渋谷区宇田川町33-13、TEL 03-5458-6226)。11月1日にオープンした同店は、米動画共有サイト「YouTube」に投稿する動画ビデオ専用のスタジオを併設した新型のバー。開店時間中15分に1度行われる「ポテトタイム」には、ユーザーがネット上の映像を見て指定したバーの客に、ポテトと逆さケチャップを進呈するサービスも。
来店客とネットユーザーの会話は、バーの客がロボットに取り付けられた音声機能、ネットユーザーがチャット方式のテキストを、それぞれ利用するかたちで行われる。ユーザーは専用サイトでニックネームを登録するだけでチャットに参加できる。アクセスは同時に57人まで可能。
サイトには、過去のやりとりをアーカイブスとして残し参加を促す。同店での設置は2月中旬までの予定。今後、バーの「はしご」として複数カ所でプロモーションを継続していくという。(写真=渋谷「BarTube」に設置された「ケチャットさん」)