伊藤忠商事(港区北青山2)は2007年春夏シーズンより、女優の山口智子さんがプロデュースする新ブランド「山笑う」の展開を始める。
婦人カジュアルウェア、服飾雑貨を中心に生活関連分野全般の商品を提案。山口さんは、コンセプトの打ち出しや素材のセレクト、デザイン監修など商品企画全般の行程に加わり、ブランド全体を統括する。
ブランド名は、日本の四季を表す春の「季語」が由来。「職人技」を効かせ日本の風土、伝統を感じさせる要素を随所に盛り込む。2007年春夏の商品は31アイテム。伝統織りのシャツや黒染めデニム、和柄風のパンツなど、「日本」ブランドを全面に打ち出す。
契約期間は3年間計6シーズン。主力のカジュアルウェアでは通販大手の千趣会(本社=大阪市)とサブライセンス契約を結び、カタログ、ネット通販を行う。オリジナルカタログを2月1日に創刊、生活関連商品は今後順次展開するという。
主な商品と販売価格は、「シジラ織りスピンドルシャツ」=4,900円、「江戸黒デニムパンツ」=9,900円、「博多帯巻きスカート」=7,900円ほか。初年度売り上げ目標は10億円。2009年度までに売り上げ30億円を目指す。