代官山、原宿にあった店がいずれも建物の取り壊しなどで閉店していた「フラミンゴカフェ」が12月12日、南青山5丁目に新店舗をオープンした。
代官山のメーンストリート、八幡通りを1本入った路地にフラミンゴカフェがオープンしたのは約12年前。輸入雑貨店で始めたフードサービスが好評で本格的なカフェへと業態を変えた同店は、白い一軒屋風の建物とイタリア料理で知られる人気店となり、原宿キャットストリート近くに2号店(和食ダイニングを業態転換)を出した。
2004年1月、代官山店の閉店に伴い原宿店と合併。再開発による建物の取り壊しで今年6月に原宿店も閉店していたが、翌7月には青山通り沿いの商業施設「ラ・ポルト青山」(神宮前5)地下1階にレストラン・バー業態として再オープン。このほど青山にテラス付きの新店舗をオープンした。
店名は「フラミンゴカフェ グラッセリア青山」(TEL 03-6418-5020)。「アンテプリマ」「オプティテュード」などのファッションブティックが入居する商業施設内に開いた。店舗面積は約63坪。施設中庭のテラスをはじめ店内にはバリから買い付けてきたインテリアを置き、従来からの南国風のイメージを踏襲した。客席数は100席(テラス席=20席)。
提供するのはパスタ、ピザなどのベーシックなイタリア料理。「うに風味のカルボナーラ」(1,050円)などディナーのパスタは全6種類。ピザは「ゴルゴンゾーラ」、「シーフードのタルタルピザ」(各1,050円)などの定番に加え、「おすすめ」2種も用意する。アンティパストは「生イカのガーリックオイルがけ」(1,155円)ほか15種類以上。サラダ・ドリンクバーのセットで一律1,000円のランチ・パスタは3種からスタートし、来年1月のグランドオープンに向けて順次メニューを増やすという。想定客単価(夜)は4,000円。
店長の水野谷裕貴さんは、「ランチは女性客が8割を占める。休日などはカップルにも利用してほしい」と話す。テラス席には各テーブルに大型のストーブを完備。夜は23時まで営業する。ランチは11時30分~16時。(写真=店舗外観)