オウケイウェイヴ(渋谷区道玄坂1)は来年1月上旬より、Q&Aサイト「OK Wave」で優良ユーザーが誹謗・中傷などの投稿記事を監視できる新制度「OKレフリー」を開始する。
サイト上で交換される「質問」「回答」「お礼」などの投稿記事が1日1万2,000件を超えるというOK Waveでは、専門のサポートスタッフが悪質な投稿を削除するなどの対処でサイトを管理してきたという。管理体制に一般ユーザーを加えることで人員を増やし、サイト全体の品質向上に繋げる。
「レフリー」の資格が与えられるのは、回答を受けた質問者から「優良」と判断されているユーザーや、過去の投稿履歴が削除されていない、などの諸条件をクリアした該当者。該当ユーザーはシステムではなく、自社スタッフが人為的に選定する。
レフリーとなったユーザーは、自身のログインページ上に新設される専用画面で問題とされる記事一覧を確認、実際に問題があると判断すれば管理側に報告できる仕組み。画面上のリストアップ記事はシステムを通じて一覧化されるもので、同社では参加レフリーのジャッジを総合的に判断し、削除などの最終決定を下す。
OK Waveの会員数は現在約62万人。2000年のサイト開設以降、自社サイトをはじめ、「goo」などの大手ポータルや企業顧客サポートなど約40社にシステムやQ&Aデータベースを提供してきた。こうした中で「ユーザー数、投稿数が急速に拡大」(同社)したこともレフリー制度導入の契機になったという。