店内には屋台風のコーナーや浮かび上がる提灯――11月22日、恵比寿にオープンした「縁日の風」（渋谷区恵比寿1、TEL 5768-6933）は、「縁日」の懐かしさを思わせる演出が特徴の串料理居酒屋。

　空間プロデュースのキューブ（港区）が企画・開発し、経営も手がける新業態店。店では、訪れた客が自ら串料理を焼き上げる「遊び心」あるスタイルを提案。玩具コーナーを常設し、店で決めた「縁日の日」には、金魚すくいやヨーヨー釣りなどのサービスも行っている。

　場所は、恵比寿駅西口ロータリー近くのビル2階。店舗面積＝123.97平方メートルで、カウンター20席を含む計56席を設けた。セルフクッキングの串焼きは、「自家製てごねつくね」（300円）、「あかね鶏 もも」（210円）、うずら、トマトなど。明太子、チーズ、梅しそなどのトッピング（各80円）も可能で、焼き上げまでのこつはスタッフが「伝授」するという。

　「静岡産 黒はんぺん」（200円）、「滋賀産 ヨーヨー餅きんちゃく」（250円）など原産地名を付けた各種串おでんも用意した。おでんは塩と薄口しょうゆのみのシンプルな味付けが特徴。ドリンクは、ラムネ＝300円、生ビール＝500円など。客単価は、3,000円～3,500円を想定している。

　縁日のサービスは、毎月「5」が付く日（5日、15日、25日）に店内エントランスで開催。内容は開催日によって変え、これまでも的あてや金魚すくい、駄菓子を配るなどのサービスを提供してきた。ゲーム参加料は100円～200円。営業時間＝17時～翌4時、日曜定休。（写真＝提灯が浮かび上がる店内）