焼きたてパンを提供する本格スペインバル-壇上シェフが指揮

広尾に焼きたてパンを提供する本格スペインバル(写真=店舗外観)

広尾に焼きたてパンを提供する本格スペインバル(写真=店舗外観)

  • 0

  •  

 五反田の人気パン店「パネッテリア アリエッタ」をプロデュースするノーリミット(渋谷区広尾1)は12月4日、広尾1丁目の明治通り沿いにスペインバル「バル アリエッタ ダンジョー」(TEL 03-5447-5553)をオープンした。

[広告]

 天然酵母で焼き上げるオーガニックパンが人気のパネッテリア アリエッタ(2004年6月開業)は、先月下旬、広尾に2号店をオープンしたばかり。約半月遅れるかたちで同2号店の隣にオープンしたバルでは、隣接する工房から「直送」されるパンを使い、オリジナルのパンタパスやスペイン風ピザを提供している。

 バルの総合プロデュースを手がけたのは、恵比寿「ティオダンジョウ」オーナーで日本スペイン料理界の第一人者としても知られる壇上桂太シェフ。壇上シェフは、同社系列会社が運営していた立ち飲み店「キュージームーン」(今年11月に閉店、パネッテリア アリエッタ2号店に業態変換)の常連客だったことがきっかけで、焼きたてパンを出す本場さながらのスペインバルのプロデュースを引き受けたという。

 店を出したのは、「渋谷橋」交差点からほど近い明治通り沿い。約22坪の店内は客席数=30席、パーティなどの「立ち飲み」仕様では約50人を収容するという。内装は「モダンスペインバル」がコンセプト。

 天然酵母のバゲットに具材を載せるパンタパスは、「チョリソーとトマト」(300円)、「トマトトーストのイベリコ生ハム添え」(400円)など。スペイン風ピザ「コカ」(800円~)やパイ「エンパナーダ」(700円~)は、赤ピーマンやアンチョビ、ツナなどを使い日替わりで提供する。店ではそのほかのタパス(小皿料理)にもパンを添えるほか、パンは食べ放題(無料)だという。アルコールは、ワインが赤・白ともに10種類以上(グラス=400円~、ボトル=2,400円~)。シェリーは3種類で、グラス=500円~で提供する。想定客単価は2,500円。

 ノーリミットの梅田晃宏取締役は店について「これまでのネットワークの集大成」と話す。同社ではこれまでも、店を通じて知り合う常連客からの声かけや出資で新しい店をオープンしてきた。今回バルをオープンした場所も、以前あった立ち飲み店のオーナーから「偶然の成り行きで譲り受けた場所」(梅田取締役)だという。「プレオープン時には店に入りきらないくらいの人が来てくれた。焼きたてパンと壇上シェフがウリ。難しい場所だが勝算は見えている」(同)。

 営業時間は11時30分~翌2時(ランチ=14時30分まで)。土曜は12時~24時で、日曜・祝日定休。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース