不動産向け映像制作、配信サービスのユナイテッドルームス(渋谷区神宮前6、以下UR)は12月5日、全国の賃貸住宅情報をデータベース化し口コミなどで情報交換できるウェブサイト「UNITEDROOMS SEARCH(ユナイテッドルームスサーチ)」を開設した。
5日に開設したアルファ版では、現在調査が終了している都内43万8,000棟の賃貸物件のうち13万9,000棟の情報を掲載、今後全国に「約250万棟ある」(同社)と言われる不動産物件のデータベース化を目標に、物件住民や賃貸希望者の意見をネット上に構築していく。
サイト立ち上げにあたり、今年8月に新会社「ユナイテッドルームスサーチ」を設立した。サイトでは、主婦を中心とした「調査員」が集めた物件情報を写真で掲載。ユーザーはID登録するとログイン後、住民や元住民の口コミ情報を見たり、オーナーに意見を送ったりできるもの。
オーナー側には「レポートサービス」として、年額3,150円で消費者からの意見や評価を知ることができるサービスも用意する。消費者から寄せられる意見はユナイテッドルームスが管理し、情報を有料で提供する仕組み。また不動産会社には、物件の間取りや価格、会社の連絡先などを紹介し販売に繋げる「リンクサービス」も提供。価格は年額3,000円。希望があれば、物件映像の配信サービスも受け付ける(配信は3年間、撮影編集込みで37,800円)。初年度売上目標は4億円。
ユナイテッドルームスは2004年8月に設立された。資本金3億1,423万円(2006年11月現在)で、売上高は約5億円(06年7月実績)。