渋谷のビルの壁面に巨大ドラゴンの「影」が出現--SHIBUYA109からほど近い文化村通りの駐車場に隣接するビルの壁面を使い、影をテーマにしたインスタレーション「Interactive wall BIG SHADOW(ビッグ・シャドー)」が展開されている。会場は「パーク王渋谷文化村通り第一駐車場」(渋谷区道玄坂2)。
駐車場に開設された特設スペースに真っ白な壁を設置し、前に人が立つと影がそのまま向かいのビルに投影される試み。参加者は、飛び跳ねる、しゃがむなどさまざまなポーズを取りタイミングが合うと、影が「ドラゴン」に変化する仕組みで、投影された影は沿道からも見ることができる。
プロジェクトをまとめるのは広告制作会社の「GT INC.」(中央区)。ほかにも、世界で注目を集める日本人2人のアートユニット「EXONEMO(エキソニモ)」や、カンヌ広告祭でサイバー部門グランプリを受賞した中村勇吾さん、グッチ銀座店の店内演出も手がけた「NON-GRID(ノングリッド)」などの気鋭クリエーターが参加した。
インスタレーションにはマイクロソフトが協賛。同社「Xbox360」専用ソフトの「ブルードラゴン」のプロモーションを兼ね、ビルに浮かび上がる影はソフトに登場するドラゴンをモチーフにした。会場にはXbox360のPRブースも開設。一般公開は12月7日~9日の17時~23時30分で、同10日には壁面にデモ映像を投影する。参加無料。なお、参加者の「影」はウェブカメラを通じ専用のホームページでも生中継される。