スパイラル(港区南青山5、TEL 03-3498-1171)で11月22日より26日まで、展覧会「Smooth Sailing for BEARING-NSKベアリングアート展-」が開催されている。
同展は、1916年(大正5年)に国産初のボールベアリングを製造し、現在はベアリング業界で国内1位、世界でも有数のメーカーである「日本精工」(品川区)の創立90周年を記念して企画された。普段は家庭用の電気製品や産業用機械製品などに組み込まれ「見えない存在」のベアリングをモチーフに光や音、色などのアート作品を通して、その可能性を探る。
プロデュースは、「ランデヴープロジェクト」の一環としてワコールアートセンター(同)が手がけた。同プロジェクトは、技術者や科学者、職人、アーティスト、デザイナーなどと企業との出会いから新しいモノづくりを提案するもので、今回は「ベアリング」に着想を得た16人・組のアーティストが、日本精工のエンジニアと共同で制作した16のアート作品を展示する。
参加アーティストは、日比野克彦、児嶋サコ、杉原有紀、鈴木康広、佐藤好彦、清水寛子、松田直樹、さとうりさ、h.o、名和晃平(以上アーティスト)、川瀬浩介(作曲家)、CLIP(建築)、印デザイン(プロダクトデザイン)、AGOSTO creation studio(デザイン)、津村耕佑(ファッションデザイナー)、しりあがり寿(漫画家)の16人・組(以上、敬称略)。
同館の営業時間は11時~20時。入場無料。