ジェイアール東日本企画(渋谷区恵比寿南1)は11月より、現役大学生が企画し、その内容を競う「モバイルSuica」のコンペティション型プロモーションを展開している。
コンペティションの参加チームは4組。いずれも5月に募集を開始した「jeki企画コンペティション2006」に応募し、約30倍の難関を突破した現役大学生たちだ。同コンペは、ジェイアール東日本企画が東日本旅客鉄道(代々木2)と共同で実施しているもの。大学生、大学院生を対象に、「モバイルSuica」の広告案を公募した。
4組の中でも注目は、同13日から都内各所の路上でゲリラプロモーションを展開しているチーム「Man-O」(早稲田大学)。「モバオとイル子の大学生活物語」と題し、ストーリー仕立ての仕掛けを用意した。モバオ、イル子、山田、などのキャラクターが織り成す「大学物語」をウェブ上で公開し、路上では全身タイツで「モバオ」に扮したスタッフが冊子を配る。あえてゲリラ的に出没することで、見た人の興味を引く「口コミ」効果を狙った。
同じく早稲田大学の「MSC実行委員会」は同大学内で体験イベントを実施。千葉大学の「S.K.Y」は「モバイルSuicaでデキる男」をキャッチコピーに、ウェブ、イベントの連動キャンペーンを展開。同19日のイベントでは、携帯を活用したユーザー参加型のイベントも実施するという。
各企画は、実施後の話題性や効果なども考慮し、12月中旬までに最終結果を決定。1位には50万円が授与される。