Bunkamuraで「スーパーエッシャー展」、現代版CG作も

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 Bunkamuraザ・ミュージアム(渋谷区道玄坂2、TEL 03-3477-9413)では11月11日より、オランダの版画家、M.C.エッシャー(1898年~1972年)の大規模展覧会「スーパーエッシャー展-ある特異な版画家の軌跡-」を開催している。

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 M.C.エッシャーは、実際には建築できない構造物や、風景にシンメトリーの「はめ絵」を組み込んだ作品など、独創性豊かな作風で知られる美術界の「異端児」。他の作家とは一線を画した独特の画風は、前人未到の分野ながら今なお世界的に支持されている。

 同展では、オランダ、ハーグ市立美術館所蔵のコレクションの中から、秘蔵作品を含む約160点を展示。主な展示作品は、ローマのエッシャーのアトリエに置かれていた、鳥の置き物と球面鏡を描いたリトグラフ「球面鏡のある静物」(1934年)、農園風景をベースに鳥の市松模様が変化していく代表作のひとつ「昼と夜」(1938年、板目木版・2色刷)など。

 エッシャー手書きの制作ノート「エッシャーノート」は、今回が日本初公開となるもの。会場では、デジタル技術で「現代風」にアレンジされたCGアート作品も披露されている。また、エッシャー作品をフィギュアにしたガチャガチャ「エッシャーコレクション」(200円~300円)、オリジナルカタログ(2,500円)なども販売。入館料(当日)は、一般=1,300円、大学・高校生=900円ほか。1月13日まで。

 Bunkamuraでは同展開催を記念して、「ロビーラウンジ」「ドゥ マゴ パリ」の各店で特別メニューを提供。徒歩1分のカフェ「Theater 6 Cafe(シアター・シックス・カフェ)」(円山町)では会期中、「エッシャーカフェ」として期間限定のプレートメニューを提供している。問い合わせは同展テレホンサービス(TEL 03-6215-4403)まで。

スーパーエッシャー展-ある特異な版画家の軌跡-

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