昨年4月に閉店した渋谷・東横線高架下の複合カフェ「Shibuya Underpass Society(シブヤアンダーパスソサエティ=SUS)」が11月17日、渋谷に復活する。
新店の名称は「SUS-Shibuya Universal Society-(シブヤユニバーサルソサエティ)」で、「WIRED CAFE」などの飲食店経営を手がけるカフェ・カンパニー(港区南青山1)が渋谷1丁目、東京都児童会館近くのビルの地下1階~2階に、カフェ、書店、ラウンジの3業態を展開する。
閉店した「シブヤアンダーパスソサエティ」もカフェ、デリ、バーで構成された複合店だった。2001年10月、高架下の駐車場跡にオープンした同店は、JR渋谷駅・新南口の開業(同12月)前、商業的に静かだった渋谷3丁目エリア活性化の起点となったほか、地域通貨アースデーマネー「r」の活動拠点としても機能した。新店は、こうしたコンセプトを受け継ぎオープンするもので、略称「SUS」の「U」は、高架下を意味する「アンダーパス」から「ユニバーサル」へと変化した。
2階はカフェ「RESPEKT(リスペクト)」(TEL 03-6418-8144)。店舗面積=78坪、客席数=117席の店内に「ベルリンの街角にあるようなカフェ」(同社)をイメージし、大人も楽しめる空間作りを目指す。フードは580円~1,380円で、ランチ=800円~、ドリンク=450円~(すべて予価)。
1階路面の書店「COOKCOOP(クックコープ)」(TEL 03-6418-8143)の店舗面積は6坪。レシピ本やスタイルブックなど「食」にまつわる本を中心に販売するほか、ランチタイムには、手作り弁当や世界から取り寄せたコーヒーも提供するという。
地下1階では62坪の空間にラウンジ「SECO(セコ)」を展開。客席数は91席で、音・食・スタイルを融合した新タイプの「酒盛りラウンジ」を目指す。フードは300円~、ドリンクは500円~(ともに予価)で、多国籍料理を中心に提供する。
営業時間は、カフェ(2階)=11時30分~翌2時(金曜・土曜・祝前日は翌5時、日曜・祝日は24時まで)、書店(1階)=11時~21時、ラウンジ(地下1階)=18時~翌4時(日曜・祝日のみ24時まで)。(写真=店舗ロゴ)