ひらまつ(渋谷区恵比寿4)は来年6月、代官山「シンポジオン」(渋谷区猿楽町)を業態変換し、仏「ポール・ボキューズ」ブランドのブラッスリーとしてリニューアルオープンする。
ポール・ボキューズは、フランスで41年間「ミシュラン・ガイド」の三つ星を取得しているレストラン。フランスでは庶民的なブラッセリー業態の「ブラッスリー ポール・ボキューズ」としては、来年1月に開業する六本木・国立新美術館の中にも出店が決まっている。
六本木に次ぎ国内では2店舗目となる代官山店は、ウエディングなどの需要にも対応する既存業態「シンポジオン」をリニューアルするかたちで出店する。店舗名は「ブラッスリー ポール・ボキューズ 代官山」(仮称)。地下1階の店舗は、店舗面積=340坪。店は、メーンダイニング80席、バー30席、個室2部屋、ボールルーム120席で構成(予定)し、仏・リヨンの伝統料理を提供する。客単価は、ランチ=3,500円、ディナー=9,000円を想定している。
ボキューズブランドは同社にとって、幅広い顧客層をターゲットにした「中価格帯」の業態。今後「中価格帯の事業展開を進める上での原動力にしたい」としている。投資額は1億5,000万円で、売上高6億5,000万を見込む。なお、リニューアルに伴い、シンポジオンは来年4月上旬に閉店する。
ひらまつは現在、「アソ」などの自社ブランドに加え、「コンラン」「プルセル」など8つの外部ブランドを抱えている。日本初の「コンランレストラン」は来春、六本木、銀座にオープンを予定している。