キヤノンは11月11日より、東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス、TEL 03-3280-0099、以下「写美」)で「写真新世紀東京展2006」を開催する。会場は2階展示室。
「写真新世紀」は、新人写真家の育成・発掘を目的に1991年からスタートした公募展。若き写真家の登竜門としても知られ、HIROMIXさんや佐内正史さん、蜷川実花さんなど、次世代を代表する写真家も多く輩出してきた。
第29回となる今年は、過去最高の1,505人、46,170点の写真が寄せられた。写美では、応募作品の中から選ばれた優秀賞受賞者6組7人と、佳作受賞者28組29人の作品をそれぞれ展示し、公開審査を行う。今年は、写真家の荒木経惟さん、森山大道さん(ともにレギュラー審査員)をはじめ、日比野克彦さんら6人が審査員を務める。
今年度優秀賞の受賞者は、喜多村みか・渡邊有紀、清水朝子、高木こずえ、辺口芳典、Palla、山田いずみ(五十音順、すべて敬称略)。夜の街を写したスナップショットや、モノクロフィルムに焼かれた力強い人物写真など、個性豊かな作品が揃った。
会期中は、優秀賞受賞者や審査員によるトークイベントも開催(審査員トークベントは事前申し込みが必要、入場料=1,000円)。昨年度グランプリ受賞者の小澤亜希子さんによる新作個展も同時開催される。公開審査会は12月1日に行われ、グランプリが決定する。入場無料。12月3日まで(月曜休館)。