ロンドン・ノッティングヒルのストリート市場「ポートベロー・マーケット」で約10年間に渡り、独創的なコレクションを発表し続ける気鋭ファッションデザイナー、リーム・アラサディさんの来日ファッションショーが11月6日、ラフォーレ原宿(渋谷区神宮前1)で行われた。
リームさんのコレクションは、ビンテージ品を繋げたり重ねたりして作るリメーク品がほとんど。アンティークのボタンをあしらったオーガンジーのスカートや、レースを何枚にも重ねたボリュームのあるワンピースに、羽根やファーのコート、パッチワークのレザーブーツなどを合わせるスタイルが多く、ビンテージ特有の風合いも魅力のひとつ。
ラフォーレ原宿では、過去4回に渡り期間限定ショップを出店。一昨年からはショップと平行しファッションショー(招待制)も開催している。3度目の来日ファッションショーとなった今年は、デコラティブなゴシック調のアイテムに加え、ほつれやダメージ加工でグランジ感を出したパンクスタイルも披露し、アイテムひとつひとつの繊細さに観客も見入っていた。
ラフォーレ原宿エントランススペースでは12月10日まで、これらのコレクションを扱う期間限定店をオープン。会期中は、リームさんも店頭に立つという。(写真=ファッションショーの様子)