サイバーエージェント(渋谷区道玄坂1)の連結子会社でインターネット通販を手掛けるネットプライス(恵比寿1)は11月1日、新規事業の投資育成を目的とする全額出資子会社「ネットプライスインキュベーション」を設立する。
同社は今月はじめ、来年の2月をめどに持株会社制へと移行することを明らかにしており、今回の子会社設立は、新組織体制に向けた事業分割に伴うもの。新会社では主に、自社グループ企業を対象とした支援事業を展開、社外企業については、小売りなどでシナジー効果を見込める企業への投資も検討するという。資本金は1億円で、代表取締役は佐藤輝英ネットプライス社長が兼任する。
1999年11月設立のネットプライスは、2004年7月に東証マザーズへ上場。主力事業として、購入者が増えるほど商品が安くなる販売手法、ギャザリング(共同購入)サービスを展開、今年2月には電通グループと資本提携を行っている。