19世紀末のウィーンで独性的な作品を数多く残した画家、グスタフ・クリムトを描いた映画「クリムト」(ラウル・ルイス監督)が10月28日より、Bunkamura(渋谷区道玄坂2)、ル・シネマ(TEL 03-3477-9264)ほかでロードショー公開される。
同作でクリムトを演じたのは、「プレイス・イン・ザ・ハート」などの作品でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされるなど演技派俳優として知られるジョン・マルコヴィッチさん。作品は、非難や批判の声を浴びながらも、自身の表現を追い続けたクリムトの晩年を中心に描かれ、劇中には当時のデザインを再現した100点を超える衣装も登場する。
渋谷・東急本店では1階に特設コーナーを開設し、クリムトの「恋人」として知られるブティック経営者、エミーリエ・フレーゲが実際にデザインした服を忠実に再現した衣装も展示される。(写真=映画「クリムト」より)