今年6月に開催されたアジア最大級の短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル2006」の受賞作品上映会が10月26日より3日間、東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス、TEL 03-3280-0099、以下「写美」)で開催される。
世界各国の公募短編フィルムが集められるショートショート フィルムフェスティバルは、受賞作が米国アカデミー賞・短編部門の選出対象となることでも知られる大型の映画祭。今年は、関連プログラム「ショートショート フィルムフェスティバル アジア」を含め、原宿エリアで各上映プロクラムを展開し、日本各地とメキシコを巡回したのち、9月に全日程を終えた。
写美(会場=1階ホール)では、2006年度の全受賞作品と過去のセレクションを合わせた全14作品を上映する。内容は、今年度受賞作品=「The Last Chip」(Heng Tang監督、グランプリ、アジアインターナショナル部門 優秀賞ほか=写真)、「La Belle Dame Sans Merci」(大根田英俊監督、ナショナル部門 優秀賞ほか)など9作品、セレクション=「東京天使」(園田俊郎監督、「ショートショートフィルムフェスティバル2005」スーパードライアワード・スカラシップ作品)など4作品。
上映会最終日の同29日には、2004年度開催時、自主制作短編映画「ZERO」でトリプル受賞した後も同祭にノミネートを続ける中尾浩之監督によるワークショップを開催。資金調達や脚本制作、撮影技法など映画製作の基礎知識について、監督自らセミナーを行うという。上映会入場券はS1プログラム(各2回の上映)=1,300円(前売り)、1,500円(当日)ほか。ワークショップは参加無料。