ユナイテッドアローズ（渋谷区神宮前2、以下UA）は今秋より、新ラインの投入や納期の見直しなどでメンズスーツのオーダーを強化している。

　UAの主力業態である「ユナイテッドアローズ」ブランドの紳士オーダースーツは従来、中核となる「レギュラー」モデルと、最高級ラインの「ソブリン」モデルの2ラインを中心に展開。メンズスーツ市場はこれまで、ビジネスシーンでスーツを着用するのが通念だったが、最近では休日のドレスアップやオンタイムでのカジュアルダウンなど、スーツの着こなし、需要にも変化が見られる。

　UAが今シーズン新たに立ち上げたのが、オーダースーツの「コンフォート」モデル。同モデルは「ドレスダウン」「カジュアルアップ」に対応する新ラインで、素材の軽さや柔らかさ、カジュアルなデザインが特徴となる。スーツは2モデルをベースにしたパターン・オーダーで、素材は約45種類を用意。オーダーから縫製までの流れをシステム化したことで、約3週間だった納期を10日間に短縮し、既存ラインより約2万円安い5万円台～の商品も揃えた。単体でのオーダーは、ジャケット＝39,900円～、トラウザース＝16,800円～。

　既存ラインの価格（スーツ）は、レギュラー＝78,750円～、ソブリン＝99,750円～。両ラインの納期はこれまで通り約3週間で、パターンや素材の種類はラインによって異なる。コンフォート、レギュラーの2ラインは、「ザ ソブリンハウス」（千代田区丸の内3）を除くUA全店舗でオーダーを受け付けるほか、最高級のソブリンのみ丸の内のショップと一部店舗（原宿本店メンズ館ほか全国11店舗）がサービス対象となる。（写真＝新ラインの「コンフォート」モデル）

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