オールアバウト(渋谷区恵比寿1)は10月17日、マーケティングPR会社のブルーカレント・ジャパン(中央区)と共同で、インフルエンサー・マーケティング事業に乗り出すことを明らかにした。
インフルエンサー・マーケティングは、特定の領域に詳しい専門家やネット上で影響力を持つ個人など、消費者に影響を与える「インフルエンサー」を、戦略的に活用するマーケティング手法。ブルーカレント・ジャパンは、この手法を専門分野とする新会社として、米オムニコムグループ傘下企業の日本法人「フライシュマン・ヒラード・ジャパン」が今年8月に立ち上げた新会社。
一方のオールアバウトは、大手メーカーなどの顧客企業と共同で、各分野に合った専門ガイドが関連記事を書く「スポンサードサイト」を、50サイト弱運営している実績がある。今回始める共同事業では、オールアバウトが運営するスポンサードサイトを軸に、マスメディアへの登場やセミナー講演といったガイドの露出を、ブルーカレント社がバックアップするもの。
第一弾として、旭化成ホームズが提供する既存スポンサードサイト「長く暮らせる家づくり」で来月中にもサービスを開始する予定。今後はブルーカレント・ジャパンが抱えるクライアント企業にも営業を展開するほか、これらのサービスを当初から盛り込んだ新スポンサードサイトの開発にも着手する。