原宿の雑貨セレクトショップ「AssistOn(アシストオン)」(渋谷区神宮前3、TEL 03-5772-5172)ほかでは10月12日より、キートップに輪島塗加工を施した限定キーボード「HHKB Professional HG JAPAN」のオーダーメード販売を開始した。
PFU(本社=石川県)のコンパクトキーボードシリーズ「HappyHacking Keyboard(HHKB)」の10周年記念モデルとして発売されたもので、「AssistOn」のほかに、同社直販サイト「PFUダイレクト」と青山の筆記具専門店「Pen Boutique 書斎館 Aoyama」(港区南青山5)の3チャネルのみでオーダーを受け付ける。
1996年に生産を開始したHHKBは、プログラマーなどの技術者に向けてキータッチの精度を追求したキーボードシリーズ。発売された朱金(漆)のキーボードは、石川県・輪島の漆塗り工房「大徹漆器工房」の協力を得て作られた特注品で、キーは無刻印。ボディーには削り跡をあえて残したアルミ製の「削り出し」フレームを採用した。価格は52万5,000円。高級万年筆のボディーにも使われる漆塗りは、湿気や抗菌にも優れているとされ、キートップのコーティングにも「最適」と判断したという。
記念モデルはほかに、削り出しアルミフレームに通常のキートップを合わせた「HHKB Professional HG」シリーズの「白」と「墨」、キーに文字がない無刻印バージョンの2色(白、墨)の4種類。価格は各26万2,500円。初回ロットは、全5モデル計限定100台で、オーダー後、HG JAPAN(輪島塗)は約3カ月、そのほかの4モデルは約1カ月半後に、それぞれ納品される予定。