デジタルガレージ(渋谷区富ヶ谷2)は9月26日、不動産広告代理店大手の創芸(中央区)を買収し、完全子会社化することを明らかにした。
同社はすでに、子会社のDGソリューションズを通じ創芸の発行済み株式11.6%を取得済みで、来年1月初旬をめどにすべての発行済み株式を取得する予定。買収後は、SNSなどの消費者生成メディア(CGM)や検索サービスなど、インターネットを活用した不動産広告の開発に着手するほか、既存サイト「価格.com」と連動したプロモーションサービスの展開も検討する。
同社は今回の買収について、不動産分野の広告費用や同分野のネット広告比率がともに上昇傾向にあることについて触れ、「不動産広告とインターネットとの親和性は高いと判断した」とコメント。1962年設立の創芸は、大手デベロッパーを中心に153社の主要取引先を持つ(2006年9月現在)。