渋谷・Bunkamura(渋谷区道玄坂2)と六本木を舞台に、10月21日より開催される映画祭「第19回東京国際映画祭」(TIFF)の詳細が発表された。
全9日間の日程で上映される作品は、計約300本。「特別招待作品」部門では、木村拓哉さん主演、山田洋次監督の話題作「武士の一分」がオープニングを飾るほか、クロージング作品の「犬神家の一族」(市川崑監督、ともに会場は六本木・TOHOシネマズ)、「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」(金子文紀監督、会場=Bunkamura)など、国内未公開の話題作が相次いで登場する。
会期中は特別招待作品のほかに、世界各国から集められた作品の中から受賞作品を選出する「コンペティション」部門、アジア地域に焦点を当てた「アジアの風」部門、「日本映画・ある視点」部門の4部門を中心に作品を上映。Bunkamuraでは、故・今村昌平監督の特集上映や、コンペティション、アジアの風部門に加え、「コリアン・シネマ・ウィーク2006」の作品上映がメーンとなる。チケット料金は1作品につき、特別招待作品=1,800円~、コンペティション=1,500円~ほか。前売り券は一部9月23日より一般販売される。
東京国際映画祭は、国際映画製作者連盟が承認する世界11大国際映画祭の一つとして、1985年より開催。会期中は、東京国際女性映画祭(表参道・東京ウィメンズプラザ)や、東京アジア・ミュージックマーケット(代官山UNIT)、アニメ企画「animecs TIFF」(秋葉原UDX)などの関連イベントが、都内各所で開催される。(写真=記者会見に出席した山田洋次監督と女優の檀れいさん©2006 TIFF)