9月10日、オンライン・ロールプレイングゲーム「リネージュII」の大規模イベントが渋谷各所で行われ、日曜でにぎわう渋谷の街は「リネージュ」一色になった。
1998年、韓国でサービスを開始したリネージュは、オンライン上で何百人、何千人という複数ユーザーが同時にアクセスし、チャットなどを通じ協力し合いながら進める「MMORPG」と呼ばれるロールプレイングゲーム。マップやアイテム、モンスターなどが随時アップデートされることで人気も高まり、現在は世界中に600万人のファンがいるという。日本では2001年9月、韓国のエヌ・シー・ソフトとソフトバンクグループのジョイントベンジャーとして「エヌ・シー・ジャパン」(渋谷区恵比寿1)が設立された。
エヌ・シー・ジャパンは今回、「東京を代表するカルチャー」として「シブヤ系」「アキバ系」をフィーチャーし、9月12日に予定されている大規模アップデート「クロニクル5 Oath of Blood 血の盟約」のプロモーションを展開。渋谷では8月下旬より「リネージュII シブヤプロジェクト」と題し、大型ビジョンでのCM放映や専用トラックの運行、ネットカフェでの無料体験キャンペーンなどを実施してきた。メーン開催日となった同10日は、渋谷パルコ前・スペイン坂広場に特設体験ブースを開設。午後にはタレントの安めぐみさん、浜田翔子さんがトークイベントを行ったほか、ブースではうちわや風船などのグッズも配布された。
また、この日秋葉原で行われた関連イベント「アキバ系軍団出陣式」でバスに乗り込んだ「Aボーイ」風の男性も渋谷に到着、大人数で渋谷の街を練り歩くなど渋谷ジャック・イベントを盛り上げた。「練り歩き隊」ではほかに、ゲームに登場する兵隊の衣装を身に付けた100人の「兵隊コスプレ隊」なども出動。(写真)「リネージュII」のフラッグを掲げながらゲームをアピールした。