「防災の日」の9月1日朝、表参道ヒルズ(渋谷区神宮前4)全館で防災訓練が行われた。
午前9時、地震発生を想定して館内アナウンスが流れると、同館運営室スタッフの誘導により、ショップスタッフや住宅居住者約120人が1階エントランス付近に集合し、約15分後に避難を完了。スタッフが屋内消火栓の消火活動デモンストレーションを行った後、渋谷区の総合防災訓練会場となるNHKホール前(渋谷区神南2)に移動した。
関東大震災後に震災復興住宅として建てられた「旧同潤会青山アパート」は、阪神淡路大震災を契機に建て替え計画が進み、今年2月、「表参道ヒルズ」として全館開業した。中間免震構造の採用で施設全体の耐震性を高めているほか、防災用井戸の設置などにより、災害時には地域の防災拠点として機能を果たすという。
表参道ヒルズ全館での防災訓練は、「防災の日」を含め毎年2回行われている。