オールアバウト(渋谷区恵比寿1)は8月30日、金融サービス事業を展開する新子会社「オールアバウトフィナンシャルサービス」を設立し、9月より営業を開始すると発表した。
資本金は5,000万円でオールアバウトの全額出資。新会社では、金融機関と雇用関係を持たず、中立の立場で資産形成のアドバイスを行う独立系ファイナンシャルプランナー(IFA)をネット上で募り、投資信託や保険など各種金融商品の購買代理サービスを提供。オールアバウトが運営する総合情報サイト「All About」のユーザーを対象に、11月をめどにユーザー向けのサービスを本格始動、3年後にはIFAスタッフ300人の体制を整える。
独立系の金融プランナーに対しては、インターネットを介した顧客獲得の機会をはじめ、マーケットや新商品などの最新情報を併せて提供、セールスツールとなるシステム提供や能力向上のための教育研修も実施する。業務開始に先立ち同社では8月30日よりIFAの募集を開始、事前登録(無料)で審査を通過したプランナーを対象に仲介業を委託する。
オールアバウト広報担当者は、「All Aboutではこれまでにも個人の独立支援を担う分野のひとつとして金融に関するコンテンツを設けてきた。新会社はその延長と考えている」という。
現在、21分野、約450のテーマ毎に専門の知識や経験を持った「ガイド」が各分野に関する情報を提供している「All About」は、2001年2月のサイト開設以来利用者数を伸ばし、今年1月にはユニークユーザー数が1,500万人を超えた。