ロシア製カメラなどの販売を手掛けるパワーショベル(渋谷区猿楽町2)は8月29日より、ヴィンテージカメラやトイカメラなどを集めた企画展「マジカルカメラツアー」を開催する。会場は原宿のギャラリー「ラップネットシップ」(神宮前1、TEL 03-5411-3330)。
同社代表の大森秀樹さんは1999年、ロシアで生まれたコンパクトカメラ「ロモ」にいち早く目を付け「TokyoLomoHeads」としての活動を開始。同年、青山ブックセンター本店の巨大ウィンドウを使い開催したロモ展覧会が話題を呼び、2003年からは「SuperHeadz INa Babylon」としてカメラショプやイベント運営、出版業などを手掛けている。夏の恒例行事として開催してきた「マジカルカメラツアー」は今年で8回目。
今回は、ロシアメーカーの定番商品「HOLGA」をはじめ、インポートのデッドストックや中古品などの1点物、複眼ポラロイド、魚眼レンズカメラなどの「珍品」など100台以上のカメラを集積。会場全体はこれらのカメラを使って撮られたスナップ写真で埋め尽くされるという。動物をモチーフにした手の平サイズの「イキモノシリーズ」からは、新商品の「デメキンカメラ」が販売されるほか、「かぱびら」「ぱんだ」などの会場限定商品も登場。
ロシアにゆかりのあるカメラを扱うことから企画を始めたというオリジナルの「マトリョーシカ」は、柄のない無地タイプのものを500円で販売し、その場でペイントできるワークショップも。ユーザー参加型企画ではほかに、会場で撮った携帯電話写真のプリントやポラロイドショットをその場で進呈する催しも行われる。入場無料。9月10日まで。