ミズノ(本社=大阪市)は10月14日、ファッション性の高いスポーツカジュアルウェアに特化した新業態店「ミズノショップ」の旗艦店を、原宿・明治通り沿い(渋谷区神宮前6)にオープンする。
同社は8月23日の会見で、スポーツライフスタイル事業への本格参入を表明。新店舗を同事業の発信拠点として位置付け、原宿店に先立ちオープンする大阪・難波の旗艦店とともに東西からの基盤固めへと乗り出す。
原宿店の正式名称は「ミズノショップ原宿」。売場面積は1階・2階の計140平方メートル(1階=78.7平方メートル、2階=61.3平方メートル)。大阪出身のインテリアデザイナー、間宮吉彦さん(インフィクスデザイン)が設計した店舗は、ファサードにミズノのロゴを配しエントランスを吹き抜けの開放的な空間にするなど、これまでの直営店とはデザインも差別化する。
商品は、アスリート対応に近い機能性や素材を重視したものや旧型の商品やマークなどを現代風にアレンジしたシリーズなどが軸。ショップでは高額でファッション性の高い既存ライン「ミズノクリエーション」や、今年7月に発表した「エイベックス・アーティストアカデミー」(神宮前1)との協業ラインも展開。レディス・メンズともに同様のラインを提案する。中心価格帯は、Tシャツ=3,675円~5,775円、ウォームアップシャツ=8,400円~10,500円ほか。
8月24日にホームページを開設し、9月をめどにオンラインショッピング機能も追加する予定。初年度売上目標は大阪店と合わせ2億4千万円。5年後には国内10店舗の体制とし、ショップインショップを含め売上高28億円を計画している。(写真=「ミズノショップ原宿」外観イメージ)