ワーナーミュージック・ジャパン(港区北青山1)は8月22日、世界的な「セレブ」として知られるパリス・ヒルトンさんのCDデビューを記念して、ウェスティンホテル東京(渋谷区恵比寿4)で来日記者会見を行った。
1981年、ニューヨーク出身のヒルトンさんは、高級ホテルチェーン、ヒルトン・ホテルグループの創始者一族で、妹のニッキーさんとともに10代の頃からモデル・タレントとして活躍。映画出演やブランドプロデュースなどの活動に加え、私服ファッションなどプライベートでも注目を集めている。
会見は、同23日に世界同時CDデビューを果たすパリスさんの来日プロモーションの一環で行われたもので、会場にはスチール約50社、ムービー約20社を含む計約300人の報道陣が集まるなど、ヒルトンさんに対する関心の高さをうかがわせた。
会見に登場したヒルトンさんは、薄いピンクのシフォンワンピースに太めのゴールドベルトを合わせ、足下はカナリア色のオープントゥサンダルという夏らしいスタイル。手を腰にあてる「定番の」ポーズで、笑顔で撮影に応じていた。
会見ではまず、「日本に来ることができてとても嬉しい」とコメント。発売されるデビューアルバム「PARIS(パリス)」については、「女の子が聴いても楽しめるものになった。自分自身でもとても気に入っている」と話し、CDジャケットを持ちながら「ぜひ買って聴いてみてほしい」とアピールした。
質疑応答では、「10年後、20年後の自分は?」の質問に対し、「家族、子供と一緒にいると思う」と話し、美容法については「水をたくさん飲むこと。ピラティスなどのワークアウトやエステにも行っている」とコメント。再来日についての問いかけには、日本の好きな点として文化や食べ物、ショッピングなどを挙げながら「日本、東京を愛している。また来たい」と答えていた。
会見の最後には、記者席の最前列に座っていたヒルトンさんの大ファンだという女性を呼び寄せツーショット撮影を行うハプニングも。ギャラリーに務めているという女性は、この日のために作ったという「PARIS」のモチーフを縫い付けた自前のドレスがヒルトンさんに「かわいい」と言われ、大感激の様子。会見後、CDジャケットに書かれたサインを見ながら「『世界で一番好きです』と伝えました」と話していた。
パリスさんは今後も、レコードショップなどでプロモーション活動を展開する予定。(写真=笑顔で写真撮影に応じるパリス・ヒルトンさん)